宝池寺 八大龍王宮

尼僧院ほのぼの日記

このブログは、檀家なし、信者なしのお寺にやってきた尼僧さんのほのぼの日記になります。 まだまだ数少ない、お寺で生きる尼僧という生き方があることを知ってもらいたい。 少しずつ変化していくお寺を観て頂くことでこの人里離れたお寺を知って頂きたい。 そんな思いで書いてます。

紙札の理由

当寺院で お札は

紙札(かみふだ)をお渡ししています

よそのお寺では木札をお出しする所が多く

木札を検討したこともあったのですが

祈祷してみて自分には紙札の方が入りがいいのです

なので 頑なに紙札でお渡しをしています

でも

木札の方がお渡しした時に高級感があるかもしれない

と心の底で気になっていました(弱気)

 

夏に御祈祷の勉強会があり(正しくは伝授会)

そこで

紙札が扱い良いと

紙札をお出ししていた昔の行者大先生のお話をお聞きしました

同じように紙札を使用していた

実例を聞いて背中を押された気持ちになりました

 

御祈祷は本尊と行者そして施主者のバランスや信頼関係で成り立つので

一概に紙札だけがいいとは申しません

本尊さんや行者さんによって木札の方が相性がいい場合も多くあります

 

お寺でお渡しするお札は

紙なので不動護摩の炎で煤(すす)がつき黒くなったり

八大龍王さんの水加持でふやけていたりするのですが

しっかり拝んでいると感じていただけたら嬉しいです