宝池寺 八大龍王宮

尼僧院ほのぼの日記

このブログは、檀家なし、信者なしのお寺にやってきた尼僧さんのほのぼの日記になります。 まだまだ数少ない、お寺で生きる尼僧という生き方があることを知ってもらいたい。 少しずつ変化していくお寺を観て頂くことでこの人里離れたお寺を知って頂きたい。 そんな思いで書いてます。

俳句雲の峰369号

俳句をこよなく愛し

山を歩き季節を感じておられる方々から

引き続き 素敵な句を送って頂きました

             ・尼君の吹く法螺の音冴え渡る

             ・法螺貝に押されて冬の山に発つ

             ・出発に法螺の音浮受くる冬日より

             ・法螺の音に送られて踏む雪の岨

             ・尼御前の法話すがしき初見月

             ・冬ぬくし尼僧の吹ける法螺の音

 

 

学生のとき 教室の真ん中に置かれた一輪の花の絵を書く

美術の時間がありました

先生が

上手い下手ではなく

同じ一輪の花を何人が描いても 一つとして同じ絵はできないんです

上手い下手ではなく

そこが美術の素晴らしさなんですよ

と教えてくださったのを思い出しました

 

同じ体験をしても

一つとして同じ言葉はなく

いろんな表現が短い句の中に出てくる

俳句の素晴らしさや楽しみ方を改めて気づかせて頂きました