俳句雲の峰369号
俳句をこよなく愛し
山を歩き季節を感じておられる方々から
引き続き 素敵な句を送って頂きました
・尼君の吹く法螺の音冴え渡る
・法螺貝に押されて冬の山に発つ
・出発に法螺の音浮受くる冬日より
・法螺の音に送られて踏む雪の岨
・尼御前の法話すがしき初見月
・冬ぬくし尼僧の吹ける法螺の音
学生のとき 教室の真ん中に置かれた一輪の花の絵を書く
美術の時間がありました
先生が
上手い下手ではなく
同じ一輪の花を何人が描いても 一つとして同じ絵はできないんです
上手い下手ではなく
そこが美術の素晴らしさなんですよ
と教えてくださったのを思い出しました
同じ体験をしても
一つとして同じ言葉はなく
いろんな表現が短い句の中に出てくる
俳句の素晴らしさや楽しみ方を改めて気づかせて頂きました